あおいろ自由帳

ライター / ヨガ教師 中村亜津美(あずみ)

妊娠37週目: 臨月に、44歳になりました。

 

本日、無事に?44歳になりました。

 

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今日は特に書きたいテーマがあるわけでもないので、誕生日記念につらつらとやりたいと思います。(^^)

 

前にもブログに書いたように、己が若い時分にも若いということがめんどくさかった私ですので、今まで歳を重ねることには抵抗を感じたことはありません。

ナチュラルエイジングケアに熱心なのは、若く見せたいっていうよりは、単にいくつになっても小綺麗でいたいなぁという女ゴゴロだったり、不自然な食べ物やら化粧品で病気やら体の老化劣化のリスクを高めたくないという観点からのことでございます。

そんな私が人生で初めて年齢を気にしまくった日々、それが今年の春から初夏にかけて。そう、妊娠発覚から安定期に入るまでの日々です。

今となっては、あの頃の私と同じように不安な日々を過ごす高齢妊婦さんの目に少しでも留まって欲しいという気持ちで、#超高齢妊婦 タグをSNSにもばんばんぶっこんでいますけど、あの時期は本当に、年齢に起因する妊娠出産のリスクに囚われて、今より1歳でも若かったらとか、子供が成人の時自分は何歳だとか、そんなことばかり考えて、鬱々としていました。(詳しくはこちらに


それからほんの数ヶ月ではありますが、中の人と一心同体で過ごし、夫と共に初めての妊娠生活に目を白黒させたり、時には泣いたり笑ったりしながらやりくりし、お腹に話しかけたりディアンジェロやらコモンやら、たまにウータンも聴かせたりして、そして今日、臨月にして44歳を迎えました。

結果的に、お産はこれから、つまり仕事の大部分はこれからですが、ここまで特にトラブルもなく順調にやってまいりました。


あ、妊娠糖尿病の検査の数値がわずかに1上回り(2時間後の測定で)、一瞬、なんでだ!っとイラっとしてしまいましたが(食事、結構気をつけてる方だという自負があったので^^;)、その後、病院から借りた測定器で数日測ってみて、血糖が下がりにくいパターンの食事と行動がすぐに分かり、以降ほぼコントロールできたので内科的にも経過観察となりました。

 

 

 

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血糖値を気にする、測定する、というのは初めての経験でしたが、とても興味深かったし、その時期、一気に3冊くらい血糖関係の本も読みまくって、結果的にとても勉強になって良かったです。将来のことを考えても糖尿病にならない生活を知っておくことはとても大事なので。←この件に関しては改めていつか書きたいと思います


話を戻して、44歳。人生折り返しであり、新しい命を身ごもっている、節目のタイミングでもあります。

実は、妊娠出産とは関係ない試練も個人的にふりかかっていて、そのことを考えだすと、昼間一人で家にいる時なんかは不安感に苛まれることもあります。だけど、そのたびに、お腹の人がムクムクと動きだすから、いつも泣きながら笑ってしまうのです。そうだよねぇ、まずはあなたと力を合わせて、出産をするのだよ、私。泣いてる場合ではなかった…。


人生はコントロールできないことの方が断然多いです。向かってくる波を受け入れて、だけど、その経験にどんな意味を持たせるのかは自分自身の仕事なんだと思う。


中の人、まだ出てきてもいないのに既に私に強さを与えてくれてありがとう。お母さんもお父さんも、おじいちゃんおばあちゃんたちも待ってるよ。お母さんやお父さんのお友達も応援してくれてるよ一心同体のこの時間が名残惜しい気もするけど、一緒に頑張ろう。お父さんも、テニスボールやうちわを準備して、一緒に頑張ってくれるって。笑


最後に、
川上未映子さんのエッセイ集から抜粋します。下記は、ちょうど昨晩お風呂で読んでいた部分。

(まあやっぱり、こうゆうの泣けてしまいます。)


朝。抱っこしたままでわたしの背中のほうにあるカーテンをあけて、空をみせてやる。

オニ(赤ちゃんのニックネーム)の顔がぱあっと明るくなって、笑顔になって、目がどこまでも大きくなって、つやつやと濡れて、光っている。

(中略)

オニは、自分がこんなふうにして空をみていたこと、なにかを感じていたこと、泣いたこと、笑ったこと、おっぱいを飲んでいたこと、私に抱かれていたこと、あべちゃんに抱かれていたこと、こんな毎日があったこと、瞬間があったことを、なにひとつ覚えてはいないだろう。なんにも、思い出せないだろう。でも、それでぜんぜんかまわないと思った。なぜならば、この毎日を、時間を、瞬間を、オニが空をみつめてこのような顔をしていたことを、わたしがぜんぶ覚えているからだった。そしておなじように、かつて赤んぼうだったわたしも、おそらくはこのようにして空をみていたときがあったのだ。空をみていたわたしの目を、いまのわたしとおなじように、みつめていた目があったのだ。

川上未映子 (2017)『きみは赤ちゃん』文藝春秋




ママへ
私を生んで、育ててくれてありがとう。


 

 

 

 

 



夫の誕生日もあったので、先週末は家でゆっくりランチしたり、夜は美味しいものを食べに行ったり、

 

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今週は連日友人に会えたり、産休ならではのゆったりした時間を過ごせています。明日から38週に突入です。

 

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