あおいろ自由帳

ライター / ヨガ教師 中村亜津美(あずみ)

生後9ヶ月 愛おしむ人が愛おしい

 

先日夫に息子を託して外出した時のこと。数時間留守にして帰宅すると、男同士わちゃわちゃ楽しそうにしていてほっとした。

 


その夜、息子を寝かした後にソファーでくつろいでいると夫が目を細めてこう言った。

 


「昼間さぁ、〇〇(息子の名前)と2人の時。しばらく動画見せたりしてほっといておいちゃったの。そしたらさ、気づいたら一生懸命ひとりで遊んでるわけ。なんかケナゲでさぁ、かわいくて、俺泣きそうになっちゃったよ。」

 

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わかる。ずーっとつきっきりなことに疲れてちょっとテレビ見せたままにしちゃったりして、気がつくとけっこう時間が経っていて、テレビに飽きた息子が部屋のすみっこの方でおもちゃを振り回したり、絵本にかぶりついたり…。とたんに罪悪感にかられて、ごめーん!と息子に駆け寄るのだ。


こういうの、子どもに対して当たり前の感情なんだろうし、親としてあるあるなのかなって思うけど、その言葉を夫から聞いたとたん、嬉しくて今度は私が泣きそうになってしまった。

 

優しい人だ。どんな優しさかというと、繊細で細やかなそれではない。どーんとおおらかで、強くて逞しい。その夫が、前述のような目線で息子と過ごして、きっとあわてて抱き上げてあげたんだろうな、と思うと鼻の奥の方がきゅーんとなった。

 

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息子という家族が増えてから、今までに見たことないくらいに優しい目をして笑う夫に何度も出会った。

 

もしも夫婦2人きりのままだったとしても、私達は引き続き大人2人の生活を目一杯楽しんだと思う。これまでそうしてきたように。だけど、授かった。40代半ばでふいに授かった宝物。信じられないくらい愛おしい。そして、息子が加わったことで、お互いの、今まで知らなかった表情を発見したりするのもけっこう楽しい。

 

 

妊娠が発覚したばかりの頃、待ち受けている世界があまりにも未知で、これまでの自由な生活が失われてしまうのでは、と不安に思ったことがある。(ごめんよ、息子)でも今は、3人でやってみたいことや行ってみたいところがいっぱいありすぎてワクワクしている。

 

息子が思春期真っ只中の頃、私達は還暦を迎えるわけだけど、元気でポップなシクスティーズでいたいものだ。だからやっぱり、夫婦共々体も心も健康第一。