あおいろ自由帳

ライター / ヨガ教師 中村亜津美(あずみ)

毎度自由に反応する感受性

月1くらいで主人の母とランチをします。 私は初対面から義母のことが大好きなので、 いつもこの日が楽しみなのです。 メインの話題のひとつは夫の子供時代の話で、 これが本当に面白くて毎回笑います。ただし、 世界でこの話題が楽しいのは、 当たり前だけど私と義母だけですけどね。(あと、 もしかしたら夫のことを大好きな私の母)

 

先日の話題は「叱ったときのリアクション」について。 こっぴどく叱られたあと、 豆粒時代の夫は台所仕事をしている義母のところまでそろりとやっ て来て、ぽろぽろ涙をこぼしながら、「なんか悲しくて寂しい感じがする」と義母を見上げながらと言ったとか。

 

…。

 

全身全霊のウルトラソウルで泣き叫ぶタイプの豆だった私にとって、あまりにも衝撃的でおかしくて、 義母と笑っていたのですが、 同時になぜだか胸が締め付けられるような感じがして、 気づけば泣いてしまっていました。なぜ泣く?私。

 

 

帰りの電車で、 それにしても我ながらあの涙は不可解だなーとぼんやり考えていたのですが、もしかすると小さいお子さんがいる方は、 あの類の胸の締め付けにけっこう頻繁に遭遇しているのでしょうか ねー。おそらくその正体は… 

 

健気(ke.na.ge)

 


こどもの健気さに泣くという、しかも、 40過ぎのおじさんを通して疑似体験をするという、静かに新鮮で珍妙な体感。 感受性っていくつになっても柔軟で予測不可能ですね。そんな昼下がりでした。

 

なんか違うかな。

 

 

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たまに私が週末家で原稿書いてたりすると、主人が夕食を作ってくれます。そんな姿を横目でチラ見しながら、このエピソードを噛みしめる嫁です。