あおいろ自由帳

ライター / ヨガ教師 中村亜津美(あずみ)

圧倒されるという幸運について

先日(やっと)観てきました。Buena Vista Social Club Adios

夫と二人で渋谷のアップリンクで観ました。アップリンク、友達の家にいるみたいな感覚で良いです。

 

オリジナル(と呼んでいいのか分からないけど)からもう20年近く経っているんですね。初めて観た(聴いた)時、もう胸が張り裂けそうなトキメキで、この心の揺れをどうしたものか、とオロオロしたのを覚えています。

 

ただひたすらに、ひたむきに音楽を愛するベテラン陣の渋さといったら。キューバ音楽に関しては本当に無知だったのですが、「ど渋!」という衝撃と、あまりにもピュアなベテランのお爺さんたちの姿と、その音に完全に打ちのめされて、何度繰り返し観ても泣いてしまうのです。一緒に演奏する時のライクーダーの幸せそうな表情もとっても良かった。

 

こうゆう、「気がついていたら涙が止まらなくなっていた系体験」は私の中では宝物で、何がどうしてこうなったということに気がつく前に、もう体が反応してしまっているんだと思います。あまりにも美しいものに圧倒された時にそうなるようです。そんな体験はこれまでの人生でも本当に数えるほどですが、この先の人生にもまた巡り会えるといいな、と思います。

 

特にイブライム・フェレール声と姿に瞬時に涙腺が反応します。

素晴らしい音楽をありがとうございます。安らかに。

 

 

 

youtu.be

 

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ちなみに、そんなに大好きなブエナビスタソシアルクラブ。

最後のツアーの日本公演はもちろん張り切ってチケットを取っていましたが、日にちを勘違いしていて、公演当日の友人のインスタ(会場の様子)でその事実に気がつきました。悔やまれます。